悪質ないたずら予約をする人が、実際に存在することを、知っていますか?
偽計業務妨害罪や、なりすましは詐欺罪にあたります。
つまり、犯罪ということを認識しているでしょうか?
実際に、いたずら予約で大きな損害を出した店主は、それでもお客様を疑うことはできないと言います。
では、泣き寝入りする前に、今すぐできる対処法を考えてみます。
目次
いたずら予約は、汎ゆるところで被害
お弁当を何人前も注文しながら取りに来ない「いたずら予約」による被害が、SNSであがって、瞬く間に拡散しました。
調べてみると、飲食店、エステ、通販等と、ありとあらゆるところで、起きています。
クリスマスに、ピザ10枚と注文されたら、パーティーかな?と思います。
宅配寿司も、10人前注文があることも、珍しくないでしょう。
食べることばかりではありません。
架空または他人の個人情報(氏名・住所・電話番号等)を勝手に使用したいたずら予約。
誰かになりすました「なりすまし注文」「所在不明」、自己都合による「受け取り拒否」の通販商品。
いたずら予約の被害を受けないように、注意していても被害を被るお店も少なくないようです。
2度、3度と被害にあったお店が、対処していることとは?
とんかつ屋の店主がお話では、 予約が入れば、準備のためスタッフは通常よりも早く出勤し、仕込みなどを開始。指定された時間までにつくり終わり、スタッフは完成したどんぶりを手渡そうと待った。しかし、客は来ない。予約時に聞いた電話番号にかけても、つながらない。被害額は5、6千円相当だった。 「何百円、何千円の売り上げを重ねる飲食店にとって、いたずら予約の影響はとても大きい。悲しいというか、やるせない」と肩を落とす。 題は金銭的被害だけではない。「(いたずら予約の)電話注文を受けたスタッフが『もっと気をつけたらよかった』と思い込んだり、電話に恐怖心を持つようなことがあったりするのは…。注文を受け、早くから準備するスタッフもいる」。金子店長はスタッフらを気遣いながら「こうした飲食店の現状を知ってほしい」と話す。
では、実際被害にあったお店は、どう対処しているのでしょうか?
- 高額注文、初めて注文するお客様には、発送前に電話やメールにて確認
- 被害を未然に防ぐためにもご注文いただいたメールアドレスに連絡が取れない場合、電話でのご連絡が取れない場合など、注文取引のキャンセル扱いとする
- 前払い決済ご希望で、一週間以内にご入金いただけない場合(事前にご連絡ある場合を除く)は 、注文をキャンセル
- 過去のお引取り経緯によりご注文をお断りする場合ある
- いかなる理由に関わらず、受け取り拒否により商品が返送されてきた場合実損額を請求+ 往復の正規運賃+代引き手数料+請求書郵送料の実費をお支払い
- 代引き発送した商品を、頼んでいないや、そんな人はいないなどという理由で受け取り拒否をした場合 関係機関等に迷惑行為があった旨を報告・警察へ被害届けを提出 する
- ホストアドレスにより注文者の特定をし、損害賠償を請求 ・ 警察への被害届を提出
- 意図的なキャンセル・いたずら注文など、悪意ある注文や行為と判断した場合は、関係機関への報告・警察への被害届けを提出し、損害賠償を請求
- 第三者へ損害を与えた場合、個人情報・IPアドレス(ホストアドレスを控えさせて頂いております。)を、関係機関に報告・警察へ被害届けを提出
- IPアドレス開示等にかかった費用(通常20~30万円程)も請求
- ご新規様のご予約こちらから登録された電話番号に後ほどお電話でのご予約の確認
- 悪質な行為を行う方の個人情報は、当店の定める個人情報保護には値しませんので、住所氏名電話番号等を開示する可能性有り
- ラインのポケオを使う。ネット注文で前払いで店行ったらそのまま持ち帰れる
- ご予約時は、幹事さんの携帯はもちろん、職場または学校、または自宅の固定電話(市外局番から始まるもの)の番号を、合計二ヶ所分聞く。
- ご予約の前日または二日前に日時・料理内容などの最終確認の電話を店側から入れる。
被害にあってしまった時にやるべきことは?
たった1度の被害だからといって、泣き寝入りは駄目です。
ネットに被害を上げたお店は、一度きりの被害ではないから、泣く泣くあげたのです。
嫌がらせがエスカレートすることも考えられます。
被害にあってしまい警察を動かすためには、被害内容の証明、犯人の特定、有罪を証明できる証拠が必要です。
状況に応じて、わかっている限りの証拠を明確にします。 被害届や刑事告訴するにしても、証拠が必要です。
偽計業務妨害罪は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処せられます。
まとめ
いたずら予約の被害にあった上に、被害証拠を集めて、警察に届けてでは、 ご心労が絶えません。
少しでも、対処できることがあるならば、今すぐに実践するべきです。
最後までご購読ありがとうございました。