神田松之丞さんの キャッチフレーズは、
“100年ぶりに現れた講談界のスーパースター”
“今もっともチケットが取れない”
“100年に1人の天才講談師”
と言われるように、テレビやラジオ、舞台にと活躍中の神田松之丞さんの講談チケットは、買いたくても即完売してしまいます。
昨年12月に落語芸術協会が、 神田松之丞さんを二つ目の先輩9人を抜いての真打ち昇進を発表しました。
今年1月には、19話からなる大作「慶安太平記」の完全通し公演を5日間連続で2度行いました。
あうるすぽっと史上前例のない『慶安太平記』全19席の“完全通し公演”に、神田松之丞さんの「連続物の楽しさを伝えたい」という強い希望から、前売りチケットは5日間の通し券のみの販売でしたが即日完売しました。
緊密した贅沢な空間で若き講談師の一言一句を堪能しようと、連日、多くのお客様が足を運び大盛況となりました。
完全通し公演2020の一般チケットが、12月7日から販売開始されます。
六代神田伯山襲名披露興行は、来年2月から新宿末廣亭で始まります。
チケットがすぐに売り切れてしまう神田松之丞さんの人気の理由に迫ります!
目次
講談界のスーパースター のメディア戦略
明治以来「100年ぶりの講談ブーム到来」
講談界の風雲児と言われる神田松之丞さんは、ラジオパーソナリティについて、 「ラジオで“講談師・松之丞”の名刺を配っているような感じです。」と以前話しています。
『神田松之丞 問わず語りの松之丞』では、歯に衣着せぬ本音トークが、 リスナーが心配になるほど炸裂しています。
「以前、僕のラジオを聴いた医学関係者からのオファーで、栃木で開催された最先端医療の講演に呼ばれて講談を披露しました。本来なら医療の講演で講談をやるって、おかしいじゃないですか。ラジオがつないだ縁ですよね。そこで講談に興味を持ったお客様に高座にお越しいただいたりして。ですから、ラジオで“講談師・松之丞”の名刺を配っているような感じです。おかげさまで高座にいらっしゃるお客様も増えて、特に地方ではラジオリスナーのお客様がすごく多いんですよ。テレビ関係者でラジオをきっかけに高座を見て、講談を好きになったという人も多く、それを機に僕を番組に呼んでくれたりして」
長らく若い男性が極端に少なかったという講談の世界に、今年は、日本講談協会に20代の男性が3人も入り、メディア戦略は多方面で成果をあげているようです。
伯山襲名会見でも、「講談界は今、若手も元気。僕は呼び屋になればいい」と、 講談をさらに広めていきたいと話しました。
神田松之丞さんは、このメディア戦略は長くは継続しないと話します。
「僕がラジオの世界に入ったのは、ディレクターの戸波さんに声をかけていただいたから。もし需要があれば、戸波さんが定年するまでやりたい。もっとも、その前に終わる可能性も大いにありますが。でも、基本的にはどこかの地点できっぱり講談の世界に戻ると思います。それはテレビなど他のメディア露出にも言えること。講談は生温い芸能ではないので、本気で極めようと思ったら何かと両立なんて不可能なんです。 今、ラジオ番組は、打ち合わせなども含め約3時間かけて収録したものを30分に編集していて、僕としてはかなりユルいんですが、それでいて全力な感じで喋らせていただいています。パーソナリティを経験して、ラジオの魅力をひしひしと感じています。それにラジオの力は絶大だと分かりましたね。今はそのうち講談界に戻るかもしれないと思っていますが、敬愛する談志師匠の言葉ではないですけど、“人生成り行き”でどうなるんでしょうね」
テレビが増えれば、講演が減るし難しいですね。
ファンとしては、テレビやラジオで拝見できることも楽しみにしています。
新年 完全通し公演2020
講談師 神田松之丞 新春 連続読み
『畔倉重四郎』 完全通し公演2020【出演】神田松之丞
チケット発売日 一般 2019年12月7日(土) 5日間通し券
チケット取扱
・としまチケットセンター発売初日特電 0570-000-589(10:00-17:00)
・としまチケットセンター https://www.owlspot.jp
0570-056-777(10:00~17:00 臨時休業あり)※12/8(日)以降、残席がある場合
※としまチケットセンターの5日間通し券は、公演日ごとに座席選択可(チケットは5枚)。窓口販売なし。
・ローソンチケット発売初日特電 0570-084-637
・ローソンチケット https://l-tike.com/matsunojo_owlspot/
0570-084-003(Lコード:34308) 570-000-407(オペレーター予約)※12/8(日)以降、残席がある場合
※ローソンチケットの5日間通し券は、5日間同席番号。(チケットは1枚で5日間有効)
あうるすぽっとで、神田松之丞さんとしては、最後の5日間通し講演になるようです。
ファンとしては、是非とも手に入れたいチケットですね。
襲名披露興行は来年2月11日、東京・新宿末廣亭
予約はありません。
新宿末廣亭
・入場券は窓口にてご入場の際にお買い求め戴き自由席となります。
・10名様未満での日付け指定の前売券はありません。(一部特別興行を除く)
・学生の方は学生証を提示してください。
・余一会、正月期間興行、定席のうち特別企画による興行など時間、料金、入替の有無が変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。
六代神田伯山襲名披露興行は来年2月11日、東京・ 新宿末廣亭で始まります。
「末広亭はビル化していく寄席の風潮をよそに江戸以来の寄席の伝統を重んじ、その雰囲気を現代にとどめる落語色物定席です。」と、ホームページにもありますように、大変趣のある建物に、とても懐かしい空気を感じます。
何度足を運んでも、又来たいと思わせてくれる場所です。
襲名興行も楽しみです。
まとめ
神田松之丞さんの語り口と巧みな張り扇のリズムに、 ラジオから入った講談初心者のファンの方でも、その世界に引き込まれていくでしょう。
デジタル化が進む世界だからこそ、生の声を聴く貴重な体験はしたいものです。
神田松之丞さんのご活躍を、楽しみにしています。
最後までご購読ありがとうございました。