女子テニスのツアー開幕戦、ブリスベン国際のシングルス2回戦が1月9日、オーストラリア・ブリスベンで開催されました。
全豪2連覇へ前哨戦、世界14位に2時間超の試合に粘り勝ちし、準々決勝進出を決めました。
ウィム・フィセッテ氏をチームへ迎え入れ、 2連覇を目指す全豪オープン 、東京五輪と、大坂なおみフィーバーは、まだまだ続いて行きます。
目次
新コーチ決定までの道のり
女子プロテニス協会のWTAは15日に公式サイトで、 大坂なおみが新たなコーチとしてウィム・フィセッテ氏をチームへ迎え入れたと発表しました。
大坂なおみは、 今シーズン四大大会2勝目をあげて世界ランク1位へ上り詰めました 。
その大会後にサーシャ・バイン氏とコーチ関係を解消しました。
新しく迎え入れた、 米国テニス協会のナショナルコーチだった ジャーメン・ジェンキンス氏とは、9月にタッグを解消していました。
その後、 9月の東レ パンパシフィックオープンは父親のレオナルド・フランソワ氏がサポートしていました。
大坂なおみは父親について、
「 父は小さい頃からずっと一緒にいてくれている人。私がテニス選手として、人間として成長していくところをずっと見てくれている。私のテニスを一番よく知ってくれている人だと間違いなく思っている。シンプルに私に伝えてくれる。何よりも自分にとって最愛の人なので、そこが私の最高の、一番の利点だと思っています」
と話しています。
4大大会優勝で、一躍テニス界の頂点に立ち注目を集めるようになった大坂なおみ選手にとって、コーチ選びは簡単な事とはいかないようです。
大坂なおみ選手がコーチに要求することとは?
WTAの公式サイトには大坂のコメントが掲載されています。
新たなコーチへの要求として、
- 前向きな気持ちの持ち主
- 直接物事を言ってくれる人
- 話すことに躊躇しない人の3つを求めると明かしました。
陰で何かを言うのではなく、直接自分に言ってくれる人がいいと話しています。
勝負の世界にいれば尚の事、 陰で何かを言われても、 ストレスにしかなりません。
直接会話ができれば、改善点も見つかりますし、同意することや、共感したりと、自分の意見を言え、全てが良い結果として跳ね返るでしょう。
大坂なおみ選手は、「間違いなく私がよくしないといけないのはファーストサーブの成功率。」 と、コーチへの要求だけでなく、自身の改善点についても、しっかり取組みたいと話しています。
ウィム・フィセッテ氏はどんな人物でしょう?
チーム大坂には、 ウィム・フィセッテコーチ、茂木奈津子トレーナー、シラー・フィットネスコーチがいます。
ウィム・フィセッテコーチは、 39歳のベルギー人です。
ウィム・フィセッテコーチは、 これまで、元世界ランキング1位のクライシュテルスを始め、ハレプ、アザレンカ、クビトバ、ケルバーらのコーチを務めてきました。
4人の女子選手を4大大会決勝に導き、4度の優勝を達成した優勝請負人。そして、データを使う数字の魔術師でもある。すでに、12月初旬から指導を始め、約1カ月が経った。
フィセッテ いいチームワークだと思う。しっかりとハードな練習が積めたし、開幕戦が楽しみだよ。私にとっても、なおみとの初戦だから、ワクワクしているんだ。
18年から、全豪2度の優勝で、元世界女王のアザレンカを指導していた。そこに、大坂サイドから打診があった。
フィセッテ こんなチャンスはないと思った。ただ、ビカ(アザレンカ)に相談した。彼女はケガをしていて復帰の時期が分からない。だから、快く送り出してくれた。
実は、大坂の才能を以前から高く評価していた。
フィセッテ 確か、最初に見たのは(大坂が)15歳ぐらいの時。メキシコだったかな。その時から、すごい才能で、強いストロークの持ち主だった。ただ、動きだけがあまり良くなかったことを覚えている。
そして、この数年で、その課題だった動きも改善されたという。
フィセッテ いいトレーナーが2人もついている。非常にハードなトレーニングを積んで、動きは見違えるように変わった。
そして、今年の目標は女王奪還だ。
日刊スポーツ
データを使う数字の魔術師という、フィセッテ氏のコーチとしての評価は、優勝請負人と言われるほどです。
フィセッテ氏は、プロとしては芽が出ないままコーチに転身したが、早い時期からデータに注目。最初は紙とペンを持って試合を観戦し、選手の特徴をつかんできた。最近は選手の全ての動きを捉えることのできる、「ホークアイ」が出すデータを活用。サーブからストロークに至るまでその特徴、方向性、変化、スピードを分析し、相手を倒すための作戦を立ててきた。
ITmedia NEWS
大坂なおみ選手の父親は、 コーチするのはあくまでも一時的で、新たなコーチを雇いたいと公言していました。
フィセッテ氏コーチが決まり、大坂なおみ選手が実力を発揮して、もう一度世界ランク1位に返り咲くことを多くのファンが信じています!
ファンの声♡
2020年1月10日大坂なおみVS世界9位バーテンズ。
準々決勝は13時半以降開始予定
追記
女子テニス、ブリスベン国際(Brisbane International 2020)は10日、シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-3、3-6、6-3で第6シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)との2時間に及ぶ戦いを制し、4強入りを果たした。
大坂は第1セット先取後に攻め込まれて次のセットを落としたものの、最終セットでベルテンスがファーストサーブに苦しんで主導権を失う中、最終的に勝利を収めた。
ライブドアニュース
大坂なおみ選手の活躍を、多くのファンが応援しています!
最後までご購読ありがとうございました。