イギリスが 2020年1月31日にEU離脱に向けて、大きく動き出しました。
2019年12月12日、 イギリスで 下院(定数650)総選挙が行われ、ボリス・ジョンソン氏が率いる保守党が単独過半数を超える365議席を獲得して、圧勝しました。
ニュースでは、合意なきブレグジットが発生した場合、イギリスを活動拠点にしていた企業が出て行き、「英国企業の英国離れ」まで起きる可能性があり、ポンドは急落すると懸念されています。
これは、イギリス国民の生活に直接影響を及ぼします。
多くの企業が、イギリスから離れると言うことは、それに伴って人材も出ていくということです。
イギリスの国力や投資価値が低下し、ポンドが急落する可能性があるのです。
イギリス旅行にどんな影響が出るのでしょう?
目次
イギリスへの現在の渡航危険情報は?
渡航危険な地域は、テレビで毎日のように難民やテロの報道をされている場所だけではありません。
イギリスは、危険地域などの情報は、12月14日現在は、ありません。
・ 11月19日(火)午後4時20分頃,West Richmond StreetとRichmond Lane交差点において,22才男性に対する暴行が発生しました。男が路上に立っていた男性を日本人かどうか尋ね,顔面を数回殴打,iPhoneを取り上げ,道の反対側に投げ捨て,立ち去った。容疑者は,30代から40代前半,スコットランド・アクセント,身長約155センチ,暗色の野球帽と上着,ブルージーンズ着用。素性の知れない人物から話しかけられた場合は,距離をとり,よく注意して対応されることをおすすめします。
外務省
・11月29日午後2時前,ロンドン市内のテムズ川にかかるロンドンブリッジ付近において男が複数の人を刺す事案が発生した模様です。その後,駆けつけた警察官がロンドンブリッジ上にて容疑者に向け発砲,その身柄を拘束したとのことであり,現在,ロンドンブリッジは閉鎖されているとのことです。
海外に出かける時には、外務省の海外安全ホームページの確認が必要です。
渡航に自粛や退避勧告の確認ができます。
イギリスは、EUから離脱した後は、特に治安の悪化が心配されています。
旅行前には、確認する習慣をつけましょう。
イギリスの乗り物事情は?
EUに加盟していた時でも、 イギリスとアイルランドはEU圏内であれば国内旅行のように自由に国を行き来できる「シェンゲン協定」から外れています。
EU圏からの入国審査は、今までと同じくフランスなどからイギリスへ行く場合にはパスポートチェックが必要です。
イギリスと欧州大陸を結んで走る高速列車ロンドン発のユーロスター各列車は、 今年3月フランスの税関職員による、 EU離脱に便乗した賃上げを要求する出国検査手前の大行列が起きています。
ユーロスターは出入国審査を出発前に済ませられる利点が、利用者から 「目的地に着いたら手続きなくスルリと街に入れる機動性」 が支持されています。
イギリスのEU離脱後は、 ユーロスター 、 ドーバー海峡をフェリー航送で結ぶ長距離バス などの利用にも、情報収集が必要です。
物価の高いイギリスが、 EU離脱により円高が進めば日本人旅行者にとって嬉しいことですね。
イギリスの航空・宿泊業界の懸念とは?
EUから離脱をするとイギリス人は、 ビジネス、レジャーでEU域内へ旅行する時に、ビザ料金を支払わねばならなくなる可能性が出てきます。
イギリス人はポンドの急落と、 ビザ料金発生で、海外旅行をする人が減るかもしれません。
EU離脱は、UI、ト-マス・クック、IAGグループ、イージージェットといった欧州全域で業務している企業に大きな懸念材料になっています。
日本の旅行会社の対応は?
EU離脱情勢に伴う当社ツアーの催行について
先日よりイギリスのEU離脱問題に伴う情勢について、日本でも多く報道がされておりますが、現時点で観光に関しては影響を一切受けておらず、通常通りツアーにご案内させていただいております。弊社と致しましては、お客様の安全を第一に最新の現地状況を確認しながらツアーをご案内しており、今後のツアーに関しましても、大使館・現地手配会社・添乗員と連携をとりながら、安全第一で進めてまいります。
ご不明な点がございましたら、弊社該当販売箇所にお問合せください。比較的治安が良いと言われておりましたが、スリや置き引きは多発しています。大きな駅や、観光客の多いお土産物店などでは十分に荷物に注意してください。また新手のスリとして、グループで行動し、一人が話しかけている間に連れがスリをするという方法が増えています。知らない人に話しかけられても、相手にしないようにご注意ください。また、麻薬の取締りが大変厳しくなっております。知らない人の荷物をむやみに預かったりしないようご注意ください。
クラブツーリズム
合意があれば、移行措置が適用され、急激な変化はありません。一方、今のままなら合意なき離脱で、今の制度が崩壊します。旅行者にとって影響が大きいのは、欧州経由で英国に入ること。もちろん、日本から(アジア、中東も同じ)でも入国出国が厳しくなり混乱が生じることはあるでしょうが、英国および欧州のエアラインがこのままでは飛べなくなるので、運休から下手すれば倒産もあるでしょうし、大混乱は免れないでしょう。一国だけなら、免税も大きな変化はないのかも知れませんが、通貨下落はあり得ますが、物価急上昇も否定できません。誰も経験したことがないので、予測不能です。国王一家も逃げ出すというジョーク?もあるくらいですし。どうでも良いことですが、最近知ったとは、憂いを知らない幸せ者なのかも知れません。英国人はお手上げ状態なので。
地球の歩き方
安全に旅行するために、今後の日本の旅行会社からの情報にも、注意が必要です。
イギリス旅行を楽しむために知っておきたいこと
イギリスと日本では、日本のほうが9時間進んでいます。 スマホの世界時計機能 を使うと便利です。
サマータイムは、3月末~10月後半。日の出ている時間が長い期間、1時間ずらす制度。
イギリスは、ホテル代や外食代が日本と比べて高めですが、EU離脱の影響が出ると思われます。
レストランがたくさんあり外食の選択肢は豊富です。
スーパーマーケットは、 日本と比べて主食となるパスタやパンが安い。肉やチーズ系も日本よりお手ごろな価格 。
もともと入国審査が厳しいことで有名でしたが移民増加問題とEU離脱決定によって、近年さらに厳しくなっています。
日本の最新パスポートなら、自動化ゲートで!自動化マークをチェック!
ロンドン市内を移動するなら、バスでも電車でも「オイスターカード」が便利。
乗りたいバスがきたら、手を上げ運転手さんに合図を送る。
公共トイレも有料のことが多い 。店の人にトイレナンバーを聞き、小銭を用意。
世間の反応とまとめ
実際に、イギリスがEU離脱を決行した時に起きることは、どれほどのことが起きるかはわかりません。
イギリスには、31の世界遺産があります。
その中でもロンドンには、 数々の宮殿や寺院、ビッグベンやロンドン塔などの史跡が残る観光名所があります。
EUを離脱しても、世界の人々が多く訪れる素敵な国であることは間違いないでしょう。
最後までご購読ありがとうございました。